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フィギュア・プラモデルを美術館のようにスッキリと美しく飾る5つのコツ

フィギュア

こんにちは。

お気に入りのフィギュアやプラモデルは、どうせなら自宅で綺麗に飾りたいですよね。
僕もお店のショーケースや美術館のような綺麗な展示に憧れて、長年試行錯誤を繰り返してきました。

実際、飾り方の上手い人がSNS等で発信している写真を見ると、たとえ被写体が誰でも持っているようなありふれたフィギュアでも、まるで別物の高級品のような存在感を放っているものです。

今回は、こうしたディスプレイに憧れて長年の研究の末たどり着いた、高級感を演出する飾り方のコツを5つに絞ってご紹介します。

これを読んで少し飾り方を工夫するだけで、ご自宅のコレクションの見え方が間違いなくワンランクアップしますよ。ぜひ最後までご覧ください。

フィギュア・プラモデルを美しく展示する方法

① 何体も詰め込まない

「そんな単純なこと?」と言われてしまいそうですが、ここがかなり重要です。
隣のフィギュアとの間隔を十分に取り、各フィギュアの周囲に意識的に余白を作り出します。

目安としては、そのフィギュアの身長分程度の余白を左右に確保できるとベストです。
また、できることなら展示スペースの端っこギリギリに配置することも避けましょう。

家電量販店に展示された見本のiPhoneやiPadを思い出してください。
他社のスマホやタブレットと比べて、隣の商品との距離が広く取られていませんでしたか?

あれは○pple社が量販店やキャリアショップに対して、自社製品を取り扱う条件として、隣の商品と一定の距離を保って展示するようガイドラインで示しているためです。

空間を広く贅沢に使うことが、ひとつの品物を高級品に見せる最高の演出になります。

逆に、僕が思う「飾り方で損をしている人」は、ほぼ例外無く詰め込みすぎています。

飾りたいコレクションが沢山あるという人も、一度に飾る個数を抑えてローテーションにするなり、飾れる空間自体を増やしてゆとりを持たせた方が、眺めた時の満足度が高まります。

※ 余白を確保しやすい幅広なショーケースはこちら

② 背景はモノトーン一色に(透明・ミラーはNG)

続いて背景についてです。

市販されているフィギュア用のショーケース(コレクションケース)のほとんどは、背景色が黒(茶)・白・透明(ガラス張り)・ミラー(鏡張り)のいずれかになっています。

出典:Amazon.co.jp

この中で、美術館のような高級感を演出するならばモノトーン、つまり黒か白の二択となります。
それも、極力光沢があるような材質は避け、マットな質感のものが理想です。

透明とミラーが悪いわけではありませんが、いずれもフィギュアの背景に周囲の景色が映りこむため、この記事で目指す高級感、つまり「周囲の空間をスッキリさせて存在感を際立たせる」手法にはそぐわないということです。

出典:Amazon.co.jp

黒と白それぞれの背景色としての効果は次のとおりです。

【黒】
 ・長所:最も高級感が出る
 ・短所:暗くなりやすい
【白】

 ・長所:明るくなる、清潔感あり
 ・短所:高級感では黒に劣る

基本的には、目指す雰囲気に合わせて黒か白の背景を選択しましょう。
SNS掲載用の写真等を単発で撮影するだけなら、背景用の板を用意しておくのもおすすめです。

※ モノトーンでおすすめのショーケースはこちら

③ ポージングは妥協しない(無造作に立たせるだけはNG)

次にポージングについてです。

スタチューや美少女フィギュアなどポーズ固定のものは問題ありませんが、アクションフィギュアやガンプラなど可動するものについては、きちんとポーズを決めることも重要です。

ポージングと言っても、無理に「派手なポーズを取れ」ということではありません。
直立不動や仁王立ちも立派な「ポーズ」です。

ただし同じ直立不動でも、例えば下の2パターンの姿から受ける印象はどうでしょうか?

左は無造作に置いただけ、右は意識的にポーズを取らせた「意味のある直立不動」です。
具体的にはかかとを合わせてつま先を開き、半身を少し左に残して顔は正面、あごを引いた状態です。全く印象が違うと思いませんか?

つまり、直立不動や仁王立ちであっても、きちんとキャラクターの立ち姿をイメージして作りこことが大切です。
逆にポーズを意識せず無造作に置くだけはNGです。

また、派手なポーズや浮かせる場合はフィギュアスタンドを使用することになりますが、スタンドは必ず純正のスタンドか、極力目立たないシンプルなスタンドを使用しましょう。

※ 汎用品でおすすめなのはこちら

一番重要なのは、そのキャラクターにあったポーズを作ることです。
ポージングに意味を持たせることで、フィギュアに命が吹き込まれます。
そのキャラクターの登場する作品のキービジュアルや、印象的なシーンから引用すれば見栄えはぐっと良くなります。

④ 照明の当たり具合を確認

続いて照明です。

きわめて単純なことですが、きちんとキャラクターの全身(特に顔)に光が当たっているかを確認しましょう。

特に、黒背景のショーケースを使用している場合は要注意です。
あまりにケースの奥の方にフィギュアを配置すると、顔が陰に入ってしまう場合があります。

きちんと光が当たっているなら、光源は部屋の照明光で問題ありません。
もしも暗い場合は、飾る位置を変更するか照明を増やすしかありません。

照明を後付けする場合は、照射方向が調節可能なスポットライトがおすすめです。
ものによっては調光・調色が可能なタイプもありますし、ダクトレール型なら灯体の位置も自由に移動できて大変便利です。

※ 電気配線工事が不要(シーリングまたはコンセントを使用)のダクトレール型スポットライト

ケース内に照明を導入する方法については、今後別の記事でご紹介したいと思います。

⑤ スケール(縮尺)を合わせる

最後にフィギュアのスケール合わせについてです。

フィギュアやプラモデルには「キャラクター本来の全長(設定上の背丈)を何分の一に縮めた商品か」を表す「スケール(縮尺)」が設定されています。
(稀に「ノンスケール」と呼ばれる、メーカー側がスケールを明記していない商品もあります)

2体以上を横に並べて飾るときは、極力このスケールを合わせましょう

以下は可動フィギュア・プラモデルで多く展開されている一般的なサイズの例です。
シリーズ(スケール)の異なるフィギュア同士を飾るときは、区画を分けるなど工夫するようにしましょう。

ジャンル定番ハイグレードハイエンド
STARWARS
アメコミ系
など
1/18(3.75インチ)
ベーシックフィギュア等
1/12(6インチ)
S.H.Figuarts、BLACK SERIES
マーベルレジェンド等
1/6(12インチ)
ムービー・マスターピース等
ガンプラ
など
1/144
HG、RG等
1/100
MG等
1/60
PG等

スケールを合わせて並べると、相乗効果でそこに世界観が生まれます。
まるで生きたキャラクター同士が並び立っているかのような、フィクションでありながらリアリティのある小さな空間を作ることができます。

逆にスケールの異なるフィギュア同士が混在している場合、世界観は壊れてしまいます。
「不揃いの人形をただ雑多に並べただけ」という印象が強くなり、見る人を悪い意味で現実感に引き戻してしまうでしょう。


いかがだったでしょうか。

5つのうちでも特に陥りやすいのは、なんといっても①です。
ギューギュー詰めのコレクションケース、誰しも一度は目にしたことがあるかと思います。

5つとも基本的なことですが、1つ1つ心がけるだけで、確実にあなたのコレクション棚がスッキリと上質な印象に近づくと思いますよ。

是非お試しください。

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